-年を彩る動物たち- 十二支彫刻展

●大阪タカシマヤ 6階ギャラリーNEXT ■12月2日(水) → 15日(火) ※最終日は午後4時閉場


日本橋高島屋 6F美術画廊 干支特集にて展示 ■12月2日(水)~約1ヶ月間


 

天目について 

学生時代から研究、テストを重ねて油滴天目系ではほとんど見ない「色彩」の可能性を模索しています。

原料の吟味、釉の調合、施釉の厚さ諸々、そして窯焚き、要素の組み合わせはほぼ無限大。

そこが厳しい面であり、最高に楽しい面でもあります。

「黒」くない天目は天目ではないというご指摘もございますが、どこ吹く風、自分なりの天目を焼くだけです。

陶彫について

陶芸専攻前、初めて触った陶土で作ったのは、たしか「亀」。

専攻を決め「うつわ」を作るために必要な菊練りを覚える前に、菊練りをするカエルの陶人形の模作でした。

この時はまだ立体よりも平面を得意だという意識がありましたが、今思えば、 このカエルが立体と平面が

次第に逆転するきっかけになりました。

それから在学中はこの手の作品を制作していましたが、卒業後は磁器の仕事にシフトして、 しばらく技術的に苦悩して

それに慣れた頃、「龍」を一体作りました。この時に磁土の特性、陶土にはない表現の幅を実感しました。

さらに、蛙、兎、雀、翡翠、干支などの動物をモチーフに制作しています。

       

うつわについて

「陶彫について」で前述したように、立体と平面のバランスが逆転するのと同じ頃、磁器にシフトし

「絵付け」の焼き物を手がけることになりますが、 師曰く,「お前は絵を描くな。形が甘くなり、良いところが目立たない。」

無自覚だったにせよ、そう見られても仕方ない「絵付け」への覚悟がなかったのだと思います。

師亡き今、その本意は定かではありませんが、少しはマシになったのかと当時をしばしば思い出します。